住宅ローン当初3年固定
住宅ローンを組む際に、固定金利か変動金利かを選択することになりますね。
固定金利の中でも短期固定、長期固定、全期間固定とまた選択肢が広がります。
住宅情報誌やネットでの住宅情報などで価格と金利が記載されていますが、そこに記載されている金利というのは、大抵当初3年固定の金利です。
この当初3年固定という意味は、最初の3年間だけは記載されている金利が適用されるという意味です。
新規優遇金利なので、通常の店頭金利よりかなり安く設定されています。
◆3年固定の特約期間が終わったらどうなるの!?
では3年が経過した後はどうなるのかというと、また固定か変動か選択し、新たに契約を結びなおすことになります。
固定期間終了前には銀行側から通知が来ます。
さて、新規優遇金利と店頭金利でどれだけの差が出るのかというと、これは銀行によっても違いますが、概ね1%以上の差が出ることが一般的です。
交渉次第で金利を引き下げてくれることもありますが、あまりそこを期待しない方がいいでしょう。
ということは、3年過ぎたら返済額がとても上がってしまうということなのです。
それでローンを払いきれずに3年後に家を手放すというパターンが多く見受けられます。
そんな危険なものを選択して大丈夫なのかと思うかもしれませんが、3年固定は間違いなく金利がとても低いです。
ですから、新規優遇金利の間にたくさん貯金して、固定期間終了のタイミングで繰上返済するというやり方ができるならとてもメリットがあるのです。
また、固定期間が終わったらまた別の銀行で借り換えるという方法もありますね。
借換えを繰り返すという方法は難しいですが、当初3年固定が終わってから別の銀行で長期固定や全期間固定に借り換えたほうが、店頭金利より安くてお得な場合が多いのです。