住宅ローンの見直し、それ本当にお得ですか?
ローンの乗り換えキャンペーンを目にする機会も多く住宅ローンなどの高額なローンを抱えている人にとっては興味のあるという人も多いはず。
よく目にするローン乗換案内のポスターなどには金利が大きく打ち出してあるものの実際に乗り換えるとなると諸費用がたくさん掛かってくるのです。
ローンの見直しを行う一番の目的として支払う金利を少しでも抑えることでトータル支出を抑えることにあります。
見直しの際に高額な諸費用が掛かり、結果として支出金額が当初よりも高額になってしまったとなっては本末転倒になりかねません。
ローンを見直す場合、事務手数料や抵当権の抹消や設定にかかる登記費用、収入印紙代などたくさんの諸費用が掛かります。
この費用もしっかり考慮したうえで返済シミュレーションをする必要があります。
◆住宅ローン借り換えがお得になるボーダーラインとは!?
よく言われているローンを見直す基準は、
- 金利差が1%以上
- 借り入れ残額1,000万円以上
- 残りの返済期間10年以上
といわれています。
もちろんこれだけで乗り換えを決めることは極めて危険ですが一つの目安となるのです。
また変動金利型と固定金利型を変更するといった見直しもよく検討されます。
現在の金利は変動金利で1%を切って設定されている金融機関も多く今までを見てきても低い金利水準といえます。
ですから固定金利だったのを変動金利に変更する、また反対に変動金利を固定金利に変更するといったような選択もあります。
しかしこれらに共通して言えるのは今の金利は低水準でも将来の金利がどうなるかわからないということです。
変動金利を選択するということは今の金利は低水準でも将来の金利は現在の固定金利より高くなる可能性も大いにあるということです。
一方固定金利は変動金利よりかなり高めに設定されているので将来どの程度金利上昇があるかを予測して固定金利か変動金利を選択する必要があるのです。
見直しをすることでかなり支出を抑えられる人もいれば反対に存してしまうケースもあるのでしっかり事前にシミュレーションをしたうえで借り換えを決断する必要があります。