当初5年固定金利
マイホームを購入するときは銀行などの金融機関で住宅ローンを組む方が多いでしょう。
マイホームは数千万円という高い買い物ですが、長期のローンを組むことで毎月負担にならない範囲で返済額を設定することができます。
住宅ローンの場合は教育ローンやマイカーローンといった他のローン商品と違って、30年や35年という長期の返済期間を設定できます。
ただ返済期間が長くなればなるほど総支払金額が高くなります。
返済期間だけでなく金利の種類によっても変わりますし、金融機関が違うだけでも金利に大きな差が出る場合もあります。
お得にローンを組むなら金利に関する知識を深めておくことも大切です。
住宅ローンの金利タイプには、当初5年固定金利というものがあります。
この場合はローンを組んでから5年間は金利が固定されますから、金利が変動しないという点で安心感があります。
◆当初5年固定金利のメリット
5年間は低い金利で固定されるというメリットがあり、情勢が変わって金利が大幅に上昇するようなことがあっても固定期間中は返済額が高くなることはありません。
住宅ローンでは全期間固定金利にすることも可能ですが、当初5年固定にすれば5年間は低い金利で返済できます。
気を付けなければならないのは、5年の固定期間が終了した後です。
固定期間の終了と同時に月々の返済額は高くなることが一般的ですから、6年目からの返済額については初めから想定しておくことが重要になってきます。
6年目からは変動金利に変更してもいいですし、新たに固定金利で設定することもできます。
そのときの情勢を考えながら決定するといいでしょう。
当初5年固定に向いているのは、マイホームを購入して5年間は子育てなどで出費が多くなる方です。
不明な点があれば金融機関の窓口に相談するとアドバイスがもらえます。