全期間固定金利型 住宅ローン
住宅ローンは住宅を新築したり購入したりする際に利用できるローンのことです。
住宅ローンは金融機関や金融機関と提携した住宅金融支援機構が住宅建築や購入の際の費用を融資するというものです。
数多くある金融機関の中で実際にローンを組む金融機関を決める際に参考にするものの一つが金利です。
金利以外にも融資額や審査の結果など実際には多くの要素をもとに決められるのですが多くの人が関心があるのが金利ではないでしょうか。
銀行などの窓口の付近には住宅ローン金利いくらといったポスターが掲示されている金融機関がたくさんあります。
このように一番比較しやすいのが金利なのです。
◆注意点もあります!
とはいえこの数字は多くの場合変動金利が示されているケースが多いのです。
そもそも住宅ローンの借り入れをする際に発生する金利には変動金利、当初固定金利型、全期間固定金利型と大きく分けて3種類の金利の種類があります。
それぞれ変動金利はその名の通り半年など決められた期間で金利が変動していくものです。
当初固定金利型とは3年5年10年など最初に設定した期間の金利は固定でその後は基本的には変動金利となるものです。
全期間固定金利型とはローンを借入れ期間全てが当初設定された金利で固定されるといった金利です。
全期間固定金利型は変動金利と比較して同じ金融機関でも利率が高く設定されています。
全期間固定金利型と変動金利を比較した場合、もちろん時期や金融機関によって違いはあるものの2倍から3倍固定金利のほうが高く設定されているのです。
月々の返済で考えると数千円もの違いになるので場合によっては大きな負担となります。
一方で固定金利型で固定された金利を将来の変動金利が上回ることも考えられます。
場合によっては十数パーセントも上回るようになれば結果として固定金利を選択しておけば返済を抑えることが出来ます。
このように今後の利率変動が予測はできてもはっきりわからない今どの選択が正解と言い切ることはできません。
それぞれのリスクを理解したうえで選択することが重要なのです。